多武の山

多武山(たむのやま)

桜井市と明日香村の境界にそびえる多武の峰(高さ、六〇七m)。 藤原鎌足 をまつる談山神社がある。飛鳥時代に道教を信奉していた斉明天皇が、その山 頂付近に石塁や高殿を築いて両槻宮とした(日本書紀)ことから、この山が吉 野山と並んで神仙の地と考えられていたと推定できる。

 

多武山


人皇子(とねりのみこ)(たてまつ)る歌(二首のうち一首)

ふさ手折たをり 多武たむの山霧 しげみかも 細川の瀬に 波騒きける

(9・一七〇四)