琉球行

先週の週末は沖縄に行った。

とはいえお客さんとのお付き合いの、仕事上の旅である。当然のことながら自由度は少なく、行く先だってお客さんのお好みの所を・・・

けれども、まったく心惹かれることがなかったということでもない。たとえば・・・

宿は本部。海は西に向かって開けている。上手な方だったならばもっと美しい光景をここでお届けするのだろうが、てもとのスマホのカメラの使い方だってままにならない私が、そのスマホのカメラで撮ったものだからご容赦願いたい。あとは皆さんの想像力にお任せしたいと思う。

「海は西に向かって開けている」

この一節に「ん・・・なぜ満月が西の空に?」と思った方もいらっしゃると思うので、ちょいと事情をお話しておく。

ご記憶の方も多いと思うが、先週の日曜日はスーパームーンとかいうやつで、それはそれは見事な月であった。けれども、お客さんの起きている間は月をゆっくりと眺めるような時間は全くない。私たちに自由な時間が生まれるとすればそれは、お客さんが寝静まった深夜から早朝にかけてである。けれども、お客さんが起きる前にはこちらも起きなければならない。

ということで、午前2時も近いころやっとベッドの入った。けれども、なかなか寝付けない。枕もとの時計のデジタルの数字は3時までは記憶がある。

午前5時過ぎ、私は・・・ふと目覚める。いつも目覚めている時間である。習慣というものはなかなか確かなものらしく、目覚ましはお客さんの起床時間の20分前の午前5時40分に仕掛けておいたのだが、そんなことをするまでもなかった。

隣ではまだ同行の同僚が寝ている。部屋の中でバタバタしていては起こしてしまう・・・ということで、私は静かに部屋を出て宿の周りをふらふらとし始めた。

表玄関から外に出て、左を見る・・・海の方角である。

私は思わず息をのむ・・・

郷里にいたころ私は太平洋(仙台湾)に光の道を作る月は何度も見た。松島湾に美しい島影を映す月も見た。けれども・・・海に沈みゆく月を見るのは初めてであった。

それが、上の写真である。出来る限りこの美しさを皆さんにお伝えしようと何枚も撮った。色々とモードを変え・・・試してみた。けれども、なにがなんやら分からぬままに弄っているだけであるから思うような結果が出るわけもない。

ところで・・・上の写真をよ~く見るとちょいと「?」と思える部分がある。写真の右の中ほど、一筋の光が走っている。注意深く見ると・・・それは家々の明かりのようにも見える。こんな海の中に・・・?

答えはこれだ。

伊江島である。本当はもっと美しい海が広がっているのであろうが、天候の加減でこんな色合いになっている。それにしても・・・中央部のぽっちりを除けば、なんとまあ平べったい島であることか・・・

さて朝食を済ませてバスに乗る。ほんの10分ほどで、こんな方にもお目にかかることが出来る。

ジンベエさんにイトマキさんである。

まあこのお二人は大阪の海遊館でもお目にかかれる(あれ、イトマキさんにはお目にかかれたかな?)。やはり・・・この水族館(美ら海水族館)のうりは、南の海の鮮やかな魚たちであろう。

そしてひねくれた私はきらびやかな南の魚たちを見ながら、かつて訪れた網走のオホーツク水族館(もうないよ)で見た色合いの地味な異形の魚たちを思い出していた。オオカミウオといいカジカといい、北の海の魚たちは押しなべていかつい顔をしている。ホッケとかタラなんてまだかわいい方である。クリオネ(魚ではないが)なんて可愛らしいのもいたが、こいつだって餌を食べるときの顔はエイリアンそのものである。

さあて・・・沖縄を訪れて3日目、やっと晴れてくれた。海の色が灰色から青へと変わった。

本当はもっと青々とした海であったが、なかなかその色が写せない。よって上の写真は若干修正を施したものである。むろん、私の目が見た青はこんなものではなかった。

被写体は古宇利大橋。なんでも今年の流行語大賞の「インスタ映え」する場所として人気なのだそうだ。果たして私の写真が「インスタ映え」するものかどうかは知らないが、北の海を見慣れた私には確かに目新しかった。

あとはお決まりの国際通り。仕事で出かけた旅ではあったが、少々の土産物も・・・「わした・・・」という字面が目に入った。たしか、沖縄フリークの、そして現在それが高じて現在沖縄に住んでいらっしゃる根岸さんのブログでしばしば目にしていた字面である。間違いないだろうと踏んで、店内に入る。お目当ては塩と黒糖。この2つを手に取りレジに向かう。途中目についたのがこれ。

 

その日帰宅する予定であった私の風呂上りのビール(正しくは発泡酒)のお供にするつもりで手に取った・・・・