浄瑠璃寺に行く・・・2018

前に浄瑠璃寺に行ったのはいつだろう・・・?

ふとそんなことを思い、以前に書いたものをちょいと探してみる。

浄瑠璃寺に行く・・・上

浄瑠璃寺に行く・・・下

ほんの2年ほど前の事かと思っていたら、もう4年たっているではないか。自分の自分の感覚と実際の時間の経過とのずれに驚きながらも、滴るような新緑につつまれた山間の静かな古寺のたたずまいがふと恋しくなり、車を北に走らせた。

浄瑠璃寺は京都府木津川市の奈良県よりの山間にある。我が家からはスムーズに行けば車で1時間とちょい・・・。出かけることを思い立ったが遅かった昨日のような日には丁度いい距離である。

ただし京都府木津川市に行くためには奈良の市街地の中央を抜けてゆかなければならない。ゴールデンウィークの奈良の市内がとてつもなく混雑することは、大和の住人として心得てはいる。かと言って、他のルートだって空いている可能性が低いのがこの時期の大和である。

ということで、少々の渋滞は覚悟の上、一番ストレートな道を選んだ。

幸いにもさしたる渋滞にはあわずに目的地にたどり着く。グーグルマップの示す時間にやや上乗せしたぐらいの所要時間である。

ひそやかな山門は、時期もあってか少々にぎわっていた。

浄土式庭園で有名な古寺は多いが、浄瑠璃寺のそれはことさら見事なものであえて「浄瑠璃寺庭園」なる名称もあるほどである。そう広くはないこの古寺の庭園は山門を抜ければ、すぐそこに広がっている。

阿字をかたどっているというその池に向かい、右手に本堂。左手には

三重塔がそびえたっている。

寺のパンフレットによればこの三重塔のある側が此岸、本堂のある側が彼岸に模されているのだという(それが浄土式庭園の基本的な構図)。

ということで、まずは此岸から彼岸を配してみようと思い三重塔の下まで歩みを進め、本堂方面を拝する。

この本堂には九体の阿弥陀如来様がお座りになっていて、浄土の彼方より私たちを導いてくださっている。私たちのいる側の此岸の三重塔には・・・薬師如来様が静かに私たちの現世での営みを静かに見守ってくださっている。

私は静かに手を合わせた・・・そして・・・

ここに示された此岸と彼岸はあくまでもそれを模したものにすぎず、したがって私たちは彼岸(とされる本堂)にだって足を運ぶことが出来る。

西方浄土が近づいてきたらしい。あちらこちらに御仏の姿を御みかけするようになってきた。そしてたどり着いた彼岸から此岸を振り返る。

あの三重塔のなかにあって薬師如来様が現世の人である私たちの見守ってくださっているのか・・・などと思いつつ、本堂の中の阿弥陀如来さまに会うためには400円が必要とされるが、たとえわずかな時間とは言え400円で西方浄土に生まれ変わることが出来るなら有難いことである。

今日は幸いなことに9体の阿弥陀如来さまのほかに滅多にお姿を拝むことのできない吉祥天女様までがいらっしゃった。

美しいことこの上ない。